リアルタイムボイスチェンジャー「VC Client」を試行・レビュー

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・VTuberとして声は変えた配信がしたい
・無料で使えるボイスチェンジャーはあるか
・リアルタイムボイスチェンジャーの性能を知りたい

今回、VTuberの研究の一環として、リアルタイムボイスチェンジャー「VC Client」を試行しました。

前回の記事でVTuberのアバター操作ツールについて紹介しました。顔出しなしで動画配信するからいいです。

3teneの記事

もっとよりVTuberっぽくするため、声も変えたいなーっていう方もいると思います。そこで今度は声を変えるためのツールを1週間調べてました。

いろいろなツールは見つかったので、全部紹介したいところですが、まぁ筆者の裁量を超えてしまうので今回はコレ面白いなと思ったものとして紹介しました。

ということで今回は声をリアルタイムで変換し、個性豊かなキャラクターを演じる機能を持つVC Clientを紹介します。

どういったツールなのかと導入方法、検証結果について以降で述べていきます。

VC Clientについて

概要

VC Client」とは、w-okada氏が開発した各種音声変換 AI(VC, Voice Conversion)を用いてリアルタイム音声変換を行うためのクライアントソフトウェアです。キャラクターに合わせて、ユーザが発した声をAIが変換してくれます。

ツールの画面

以下はツールの画面です。いくつかキャラのデータがサンプルで入っているので、初心者でも試すことができます。

動作の流れ

VC Clientの動作の流れは以下になります。

  1. マイクなどの入力デバイスへ声を発する。
  2. AIが声を変換する。
  3. ヘッドホンなどの出力デバイスから変換後の声を出力する。

といった感じで普通の音声変換の仕組みですが、AIが音声を変換するというのはスペックによって時間がかかる場合があります。そこらへん後述のレビューでも触れていきます。

OSSという魅力

世の中のボイスチェンジャーとして、Voicemodのような有償ツールや、VT4のようなハードウェアがある中で、このツールはGithubで公開されており、無償で利用できるところが非常に魅力です。

VC Clientの導入方法

導入方法として、以下がありますが、最も簡単な前者で導入します。

  • バイナリからのインストール
  • コマンドラインによるインストール

① GitHubにバイナリのzipファイルがあるのでダウンロードしてください

② zipを解凍して、start_http.bat1を起動してください(初回では必要なpythonライブラリを取りに行きます)。

③ ブラウザを起動して、http://localhost:18888にアクセスしてください。

ウイルス対策ソフトによっては、(特にリモートからだと)誤検知ゆえうまく動作しない場合があります。

VC Clientのレビュー

今回試行で使うにあたり、やはりGPUがついてる方がいいかなとGPU搭載のPCにインストールして、リモートデスクトップで繋ぎました。ノートPCからの声も拾えるとこないだわかったので…(詳細は以下の記事)

リモートデスクトップでマイクを拾う方法

AIが計算処理をしているため当然タイムラグが発生しています。また性能の問題なのか、ところどころ言葉がはっきりしないところがありました。

以前紹介しました、マイク入力をリモートデスクトップ経由でやっているので、ただでさえAIの計算処理に時間がかかるのに、さらに遅延の要因を作った可能性はあります。だって便利なんだもん。

ラグは仕方ないとして言葉はちゃんと拾ってほしいなーって思いました。

まとめ

今回、VTuberを目指す方に向けて無料で利用可能なリアルタイムボイスチェンジャー「VC Client」を紹介しました。このソフトウェアは、GitHubで公開されており、ユーザーの声をAIが変換して異なるキャラクターの声に即座に変えることができます。簡単なバイナリインストールにより、初心者でも容易に導入できます。

試行利用の結果として、ノートPCの使用やリモートデスクトップ環境でのマイク入力など、いくつかの環境下ではAIの計算処理にタイムラグや一部の言葉が不明瞭になることがあることが分かりました。ただし、これらは利便性と性能バランスを考慮した結果であり、ツールの有用性を否定するものではありません。

VTuberとしてのパフォーマンスを向上させる手段として、「VC Client」の利用は有効であり、キャラクターに合った声で配信を行いたい方にとっては大きな魅力となるでしょう。無償でありながら高い機能を持つこのツールは、VTuberで声を変えた配信をしたい場合に役立つと思われます。

参考文献

  1. 別の環境から接続する場合は、start_https.batを起動してください。 ↩︎

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