・Akuma.aiの機能と利用方法を知りたい
・数ある画像生成AIの中でAkuma.aiの評価ポイントは?
今回はクラウド型画像生成サービスAkuma.aiについて紹介します。これは日本初の画像生成サービスで、プロンプトと手書きの絵を流せば、その組合せに合う画像を生成してくれます。
2024/3/18(月)のニュースで以下が報じられていました。
2024年2月、日本発のクラウド型画像生成サービスAkuma.aiが、リアルタイム画像生成機能「AIキャンバス」を搭載したことが話題になりました。3月1日には生成枚数が延べ1200万枚に達したと発表。リアルタイム画像生成技術「LCM」を組み入れたサービスですが、高度なPC環境が不要で、タブレットなどからでも簡単に使えるため、国内外の幅広い層にウケたという経緯です。
yahooニュース「日本発のリアルタイム画像生成AIサービスが熱い 大手にとっては“イノベーションのジレンマ”に」より
上記のニュースを機に、Akuma.aiを試行利用してみました。Akuma.aiの概要を述べたうえで利用結果を以降でまとめています。
リアルタイムAI画像生成サービス「Akuma.ai」とは
Akuma.aiの特徴
Akuma.aiは日本初の画像生成AIを利用できるオンラインのアプリです。リアルタイムでAI画像を生成することができます。
リアルタイムで生成する機能は「AIキャンバス」です。2024年2月に搭載した機能になります。
Googleアカウントを使って簡単にログインができ、すぐに利用することができます。
利用の際は以下のサイトへアクセスください。
ベースにしたモデルはStable Diffusion
Akuma.aiで使われているベースのモデルは画像生成AIで有名な「Stable Diffusion」です。
画像生成といえばこのモデルって言われるぐらい有名ですよね・・・今度手元で使ってみようかな(笑)
ライセンス形態
Akuma.aiのライセンス形態は以下4種類です。リアルタイム画像生成を試すだけなら無料で使えます。
タイプ | 月額 | 特徴 |
---|---|---|
Free | $0 | 登録時に25クレジットを付与し、最大25枚まで画像生成できる。 |
Basic | $10 | 毎月300クレジットを付与し、毎月最大300枚まで画像生成できる。 保持可能なモデル5個など設定の保管も可能である。 |
Standard | $15 | 毎月900クレジットを付与し、毎月最大900枚まで画像生成できる。 保持可能なモデル10個など設定の保管も可能である。 |
Professional | $30 | 毎月2000クレジットを付与し、毎月最大2000枚まで画像生成できる。 保持可能なモデル20個など設定の保管も可能である。 |
Akuma.aiの利用手順
本章では筆者が実際に使ってみた感触をベースに手順をまとめてみました。
① Akuma.aiのサイトにアクセスしてください
② Googleアカウントでログインするか、アカウントを作成してログインしてください
(AIキャンバスの画面が出てきます)
③ 画面上部にプロンプトを入れて、さらにキャンバスの右側に何か書いてみます
④ 以下のように左側に絵が出てきます
(「保存」を押すと画像をダウンロードできます)
試行結果のレビュー
本章ではAkuma.aiを試行利用した結果のレビューを紹介します。
良かった点は以下です。
- Googleアカウントがあれば利用できる
- リアルタイムで動くAIキャンバスが無料で利用できる
- 絵のスキルがなくても高クオリティの絵が手に入る
悪かった点は以下です。
- クレジットを使うときがわからない
- 料金プランの説明が不足?
良かった点1:Googleアカウントがあれば利用できること
今や使われているであろうGoogleアカウントでログインできます。
Akuma.aiのためにアカウント作成に労力や管理が不要です。
良かった点2:AIキャンバスが無料で利用できること
ニュースでも話題になったAIキャンバスが無料で使えることです。ちょっと何かを書くだけですぐに絵が生成されるのは非常に期待感があります。
「えっ!ホントに無料なの?」と言いたくなるぐらいです。逆に言えば、それが分からないという裏返しになるので、この辺は悪かった点でも触れます。
良かった点3:絵のスキルがなくても高クオリティの絵が手に入ること
AIに画像生成をすること全般に言えることですが、絵のスキルがなくても作れるというのはいいと思いました。しかも、かなりクオリティが高いです。
筆者は美的センス皆無なので何か絵を必要とするときには、今後も使えると思いました。
悪かった点1:クレジットを使うときがわからないこと
Akuma.aiを初回ログインしたときサービスで25クレジット手に入ります。しかし、これをどのタイミングで使うのかが分かりませんでした。AIキャンバスの他に以下の機能があるようで、これらを使おうとするとクレジットを消費します。
- テキストから画像生成
- 画像から画像生成
しかしそういった説明が一切なく、最初はAIキャンバスでもクレジット消費するのではと思ってました。むしろそっちの方が話題になっているから、違いが分かりませんでした。
AIキャンバスでも「クオリティ補正」というメニューがあり、これには1クレジット費やすようです。
ちなみに今回「テキストから画像」でデフォルト値のまま生成したら、以下のようになりました。
悪かった点2:料金プランの説明が不足と感じること
以下がAkuma.aiが提示する料金プランです。登録時に25クレジットを付与、機能は月に25枚生成となっています。
これだと月に25クレジット付与されるようにも読み取れますし、AIキャンバスで生成できる画像が月に25枚とも読めたりします。何気なく使ってたらクレジットを無駄遣いしてそう…使いこなすために多少のクレジット消費は覚悟することになりそうです。
まとめ
Akuma.aiは、リアルタイムで高品質な画像を生成できる日本初のクラウド型画像生成AIサービスです。その最大の特徴は、プロンプトに基づいた画像をリアルタイムで生成できる「AIキャンバス」機能にあり、初心者でも簡単に高クオリティな画像を生成することが可能です。
AIキャンバスの導入からわずか1か月で、延べ1200万枚以上の画像生成に成功しており、その手軽さから多くのユーザーに受け入れられました。さらにGoogleアカウント経由のログインが可能で、無料で一定枚数の画像を生成できる点も利用者にとって魅力的です。
ただし、Akuma.aiの利用中、クレジットの使用時期や料金プランに関する説明が不足している点がいくつか挙げられました。特に初めてサービスを使用する際には、これらの点に注意が必要です。
総じて、Akuma.aiはできたばかりですし、画像生成が必要な際に強力なサポートを提供する革新的なサービスであり、今後のアップデートによる改善の可能性を秘めています。
参考文献
- Akuma:Akuma – 誰でも使えるリアルタイムAI画像生成(https://akuma.ai/ja)
- Yahoo!ニュース:日本発のリアルタイム画像生成AIサービスが熱い 大手にとっては“イノベーションのジレンマ”に(https://news.yahoo.co.jp/articles/0aefdce77a0569988cf4d90500ea59dadfe1a553)
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